完全貸切型のマンツーマンパーソナルフィットネス
フィットネスクラブ「BORG(ボーグ)」を運営するCONY BBは、リフォーム事業で成長を続けるCONY JAPANの系列会社。グループ全体の事業は、建築・コンサル・飲食など多岐にわたり、売上は60億円を突破。グループの方向性として、人が生活する中で「健康」という分野は欠かせないものになると考え、新しい事業としてフィットネスクラブに着目。CONY BBを立ち上げた。
同社が運営するBORGは、完全貸切型のマンツーマンパーソナルフィットネス。「リバウンドしない体づくり」を目的とするもので、「人生最後のダイエット」として顧客と向き合う。2ヶ月間という短期間で、顧客の理想とする体重、肉体に劇的に変化させるとうたい、毎週2回、計16回のトレーニングを行っていく。トレーナーがマンツーマンで顧客を補助するため、フロアは完全貸切状態で使用できる。また、食事面も、トレーナーが指導を行いながら、徹底管理する。
BORGという店名は、「Body」「Bulk up」「Build up」「Beauty」「Balance」の頭文字である「B」と、「Organaize」の「ORG」を組み合わせた造語で、身体の持つ「美」を、内側と外側の両面から、計画的に構築するという意味が込められている。
業界初の「リバウンド保証」
BORGの大きな強みは、他のパーソナル型ジムにはない、充実したトレーニング内容である。計10種類のマシンと広いフロア環境により、数百種類のトレーニングを行なうことが可能。1人のトレーナーによる複数客指導ではなく、マンツーマンで、顧客が理想とする肉体づくりのためのトレーニングをプランニングし、指導を行っている。また、時間・曜日も自由設計で、朝7時から、夜23時から、などの変則的な予定にも可能な限り対応している。
トレーナーを務める田中氏は、「効果を実感してもらうためには、妥協をしない、させないということを心掛けている」という。「お客様が1%でも頑張る気持ちがあれば、残りの99%は補助していきます」と、意気込みを語る。
BORGのコンセプトは、「リバウンドしない体作り」。減った体重が一定期間で戻ってしまった場合は、全額保証するという業界初の「リバウンド保証」を導入している。ただし2014年9月時点で、顧客全員が理想の肉体づくりに成功しており、「リバウンド保証」は利用されていない。
新しい人材育成と海外進出
CONY JAPANグループは、人材の成長に合わせて新規事業の運営を任せていき、現在は飲食・フィットネスなどに事業を拡大してきた。グループ全体での目標売上は、1000億円だ。拡大のためには、優秀な人材の採用と育成は欠かせない。採用では、新卒採用に重きを置いており、次世代を担う若手人材の育成が大きなテーマだ。
CONY BB単体としては、BORGを3年以内に3店舗まで広げ、その後は関東にも進出、更に全国展開や海外進出も計画している。