お客様にとって必要なものだけを提供したい―効率的でコストも削減できる商品開発を
2010年に、当時若干23歳だった磯村氏が立ち上げた株式会社SceneLive。
彼が同社を設立したきっかけは、前職で感じたもどかしさからだという。
「前職での業務に利用していたコールセンター向けのシステムは、『現場における稼働』を想定しているとは到底思えないもので、かつかなり高額な利用料をシステム会社に支払っていました。自分が業務を行う上で必要な機能のみをベースにし、無駄を除外すれば、より使いやすく、低コストなシステムを提供できるのではないかと考えたのです」と、会社設立時に抱いていた想いを語る。
無駄を省き、本当に便利なものを安価で提供し、お客様の役に立ちたいという想いが同社の原点として、多角的な事業展開に取り組む現在も息づいている。
ひとつの課題を内包化、進化し続ける「ListNavigator.」
SceneLiveの主力商品は、創業時から磯村氏が描いていた、コールセンター向けのCTIである「ListNavigator.」、同じく創業と同時に立ち上げたコールセンターのインバウンドシステム「ラビットフォン」、そして美容院やエステなど、ビューティー系店舗の予約管理システムである「ビースマート」である。
「ListNavigator.」は、リリースより2年目から3年連続で、最新のITソリューションの展示イベント「ITpro EXPO」に初出展、3年目には利用企業数が100社を突破した。常に顧客のニーズをクリアし、3手先を読んだ改良を加え、現在バージョン6にまで進化を遂げている。
同社の強みは、システムを作るときに「現場で使いやすい」を第一に考えていること。利用される現場に実際に赴き、利用者の気持ちを汲み取ることが最も重要と考える技術者の集団なのだ。全て自社内で開発しているため、顧客からの要望に柔軟に対応し、パッケージ商品でありながら、オーダーメイドのような使い勝手で顧客に提供することができる。
ユーザーありきのシステム開発を信条とする同社では、顧客解約率は非常に低く、ほぼ全ての事業で右肩上がりの成長を続けている。
企業が運営する、オープンソースへ!目指すのは「社会全体に役立つシステム開発」
SceneLiveの次の目標は、前述の各パッケージ商品を統合したクラウド対応のA.Iの開発。これが実現すると、電話、GPSと連動した商談訪問先のマップ表示、営業管理、メール配信、事務管理、スケジュール管理という、営業工程の一連のフローを、同社のシステムで管理することができるようになる。
「あらゆる企業の社員が、出社後にパソコンを立ち上げると、まず私たちのシステムにログインする・・・そんな商品を開発したいと思っています」と磯村氏は語る。
株式会社SceneLive
業務効率化アプリケーション等の製品開発、運用
企業向けホームページの制作又は改修
IP電話ソリューションシステム開発
WEBマーケティング
その他コンピュータシステム関連事業
代表取締役社長 磯村 亮典
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